おまけの小林クン 4巻

ひまわりコンテストの入賞賞品として、校長先生から避暑地へ招待された吹雪と大和。
4人ひとやま1パックの時代が終わる!と意気込む吹雪だったが、
そこへ『自分はひまわりコンテストの特別賞だった』と言い現れる千尋。
そして、バイトのため訪れていた健吾。
結局いつもの4人は大集合!というわけである。

だが、千尋の様子がどこかおかしい。
いつもに拍車がかかって『ヘン』なのだ。
吹雪の寝床に潜り込んだり、睡眠薬を盛ったり、
挙句の果てに吹雪を拉致し女子トイレへ連れ込む始末。

流石に気になった健吾は、千尋の家へと電話をかける。
そして明らかになった事実は、『愛犬のラッシーが死んだ』ということだった。
ラッシーの死の後、しばらく寝ることすら出来なくなっていた千尋。
『助けて』すら言うことの出来ない、千尋の必死のSOSだったのだ。

今回の話、ぽっぷんコメディの割には少しテーマが重めの話である。
描かれる出来事のひとつひとつはコメディ調だが、その実、すごく深いところに問題が置かれている。
まあ、オチとして描かれているのは
『ラッシーはメス犬だったから寝かしつける役は吹雪でないとダメ』という、
どうにもヒドイものではあったが。

自分の帰りを眠らず待っていてくれるラッシーが、いくら寝ないでいても帰ってこない。
それは、本当に苦しくて、寂しくて、悲しいことなのだということが、私でも分かる。
愛犬というのが『家族』であり、『友達』であり、千尋にとって『唯一無二』のものだったのだということが、
ひしひしと感じられた話であった。

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