おまけの小林クン 3巻
野球部の助っ人を半ば強引に頼まれる小林健吾。
めんどくさいから、と暴力で解決しようとしていたところを1-Aの連中に見つかり止められる。
健吾が暴力を振るった際は1-Aの連帯責任だ。そう吹雪が啖呵を切り、野球部を追い返す。
数日後、小林千尋の罠により、健吾は吹雪の着替えを覗いてしまう。
謝りたい健吾だが、吹雪は怒った様子で無視し続ける。
いざ謝ったと思ったら、吹雪は傷ついた様子で言うのだ。
『みたくもないモノみせられて、さ』
本当は恥ずかしくて拗ねていただけだということを、
小林大和の口から聞くことになる健吾。
そんなある日、性懲りもなくやってきた野球部。
しびれを切らし吹雪の髪を切ろうとする彼らに、ついカーッときた健吾は手を上げてしまう。
連帯責任の約束。それを振りかざす野球部に対し、
委員長の私が責任を取る、と吹雪は自ら髪を切ってしまう。
健吾は敵討ちにと、3球勝負を野球部に持ちかける。
そしてその勝負の行方は、
吹雪と健吾の間のわだかまりはどうなるのか――?
相変わらず吹雪がオンナノコらしさを発揮する。
着替えを覗かれたことに対する反応など、本当に可愛らしいではないか。
話をするのも恥ずかしいから、怒ったフリで遠ざける。
でもどうしても気になるから『どこまで見たか教えて!』などと言いながら、
健吾がどんな風に思ったのかをさり気なく聞き出そうとする……。
まるで恋する女の子そのものなのに、本人がまったく気付いていないのも吹雪らしくてとてもいい。
色恋事にまるで免疫のない女の子、それがありありと描かれていて、まったく微笑ましいものである。