おまけの小林クン 10巻
ストーカーに狙われたあげは。先生と男子(大和除く)には秘密に、
あげは護衛作戦を実行することとなる。
その日の帰り道、大和とあげはは服を交換し、大和はウィッグをかぶって歩くことに。
護身用にと、『口の堅いおっさん』こと健吾を引き連れ、帰る一行。
あげは(偽)へとストーカーの男が近付いていき、逃げる大和。
その先で、千尋とぶつかり、噴水へと落ちてしまう。
これが切っ掛けとなり、先生以外の全員の知るところとなるストーカー事件。
後日、うっかりして一人で更衣室にて着替えていたあげはのところへストーカーがやって来た時、
かけつけた大和は犯人へと飛び掛り、あげはと吹雪を守る。
その際大和は怪我をしてしまうのだが、これが千尋の怒りを買うことになる。
大和の描いた似顔絵は、警察官のチャーリーにそっくりだったのだが、
健吾の見る限りではとてもいい人で、とてもストーカーには見えない。
しかし、チャーリーが似顔絵にそっくりだとクラスメイトが発見し、
そこへ大和より先に千尋がやって来てしまう。
なんとか健吾は千尋を止め、大和に『この人が犯人か』と問うと、全然違うよ、と答える。
そんなことをしている所を本物のストーカーが覗いていたところを大和が発見し、
『あげはのストーカーよ!』という言葉を受けた燕先生はすごい形相で凄み、
犯人を取り押さえることとなる。
先生が疲れていたからストーカーのことを伝えなかった、というあげは。
怒るに怒れなくなってしまった燕は、あげはを家へ送っていくことになる。
虹色ラベンダーという表現がちらほら出てくるこの話。
恋するあげはの心の内がとてもよく感じられる話だったと思う。
恋しているから先生をよく見ていて、だから大事なことでも伝えられなかった。
可愛いのは自分のせいじゃないのに、怒る嫌がらせになんて屈しないし、
ストーカーに遭うのだって自分のせいじゃない!
そう、叫んでいるあげはの心が、なんだか私にはとても響いた。
どんなに可愛かろうが、中身はただのオンナノコなんだよ。
そんなことを感じさせられた10巻であった。