幻想水滸伝Ⅱ 引き裂かれし宿命
都市同盟とハイランド王国は停戦協定を結んだ。
そのはずだったのだが、奇襲を受けた王国軍ユニコーン隊の少年兵たち。
彼らの隊長であるはずのラウドが、少年兵を切り殺すところを目撃してしまうテオとジョウイ。
命からがら逃げ出し、崖から川へと飛び込んだ二人。
二人は別々に流されたものの、お互い命に別状はなかった。
都市同盟の傭兵に助けられ、捕虜として扱われるものの、
よくしてもらったテオ。
そこへ怪我のある程度癒えたジョウイが飛び込み、テオを助け出す。
そのまま、元々住んでいたキャロの街へと帰ることにしたテオとジョウイ。
キャロの街へ帰ると、テオの姉・ナナミがテオを大喜びで迎える。
一方ジョウイは家を勘当されることになる。
二人は同盟軍のスパイというレッテルを貼られ、軍に捕らえられる。
処刑場へと連れて行かれる際、皇女が通りかかる。
皇女に対し、ジョウイは
『僕たちがこの国を裏切ったんじゃない、この国が僕らを裏切ったんだ!』
そう叫び、睨み付ける。
首に縄をかけられる二人。床を落とされる、まさにその瞬間――
テオを助けた傭兵、ビクトールとフリックが二人を助けに入る。
縄を切り落とし、テオとジョウイを連れて逃げるビクトールとフリック、そしてついてきていたナナミ。
ここから彼らの長い戦いが始まる――
いわゆる『オトナの事情』というもの、そして戦争に巻き込まれる、二人の少年の物語。
私がこのくらいの年の頃、こんな酷い境遇に遭ったとして、はたして耐えられただろうか。
そう思うと、とても恐ろしい話だ。そう感じる。
戦争という様々な人間の事情や感情が入り混じったものの中で、少年はどう生きていくのか。
守りたいものを守るために、人はどうしたら良いのか。
なんだか様々なことを考えさせられる作品だと思った。